4/15 石垣島トライアスロン 初挑戦 初参加 前日に眠れない人たちへ

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大会を明日に控えて、眠れずに、検索でこちらに辿り着いた方も

おられると思います。

そもそも検索に出てくるのかわかりませんが。

 

ブログの事思い出して、久々の更新です。

昨年(2017年)の石垣島トライアスロン、初参加で、無事完走できました。

 

大会の前日だというのに、昂ぶっちゃってて、

心配で眠れない人がいたら、

下記、参考にして頂けたら幸いです。

 

前日

 

【ガイダンス】

ガイダンスへの参加が義務付けられています。

周りのみんなは、良い自転車に乗ってるし、ムキムキだし、

色黒だし、意識高そうだし・・・

この人たちと・・・

競争するわけじゃありません。

時間内に完走すればいいんです。

まぁ、結構お金かけちゃってて

後戻りできなくって、追い込まれているかもしれませんが

駄目だったら、リタイアしてまた来年参加すれば良いんです。

気楽にいきましょう。

 

初心者講習

スイムの初心者講習があります。

ウェットスーツを着て、初めて海で泳ぐ人もいるかもしれません。

僕もそうでした。

講習ですが、ウェットスーツを着ていないと、海に入れません。

水着だけではだめです。

忘れないように。

僕は、忘れちゃって、ってか持っていきませんでした。

まぁ、ウェットスーツを前日に濡らしたくないって、気持ちもありました。

んでも、やっぱり、一回泳いでみたら、

当日のドキドキをもう少し、抑えられたかもしれません。

もしくは、底の見えない海の怖さを体感して、

もっとドキドキしちゃってたかもしれません。

 

【食事】

炭水化物がいいと聞いていたので、ホテルの近所のほっともっとで

ゴーヤチャンプル弁当と、ファミマのスパゲッティーを食べました。

 

【就寝】

早く(21時頃でした)寝たのですが、いろいろ心配で眠れませんでした。

心配しても仕方ないです。

なるようにしかなりません。

寝ましょう・・・

って分かってても眠れませんでした。

小心者です。

 

おまけに、繁華街が近く、

目の前の通りでは、一晩中、ウェーイがこだましていました。

少し、うとうと・・・うぇーい!

うとうと・・・うぇーい! って感じです。

結局、一睡もできませんでした。

まぁ、ベッドに入って、じっとしてたんで、休息は十分だと、

自分にいいきかせました。

あー「トライアスロン」「初心者」「石垣島」とか

ググって、なんとか安心しようとも試みましたが、

過去に起こった事故の記事とか出てきて、ますます心配になってしまいました。

結果としては、全く眠れませんでしたが、

次の日は、全く問題ありませんでした。

 眠れるに越した事はないですが、まぁ眠れなかったら、眠れなかったで。

体調が悪かったら、自重する勇気も。

 

当日 

【大会前】

5時ぐらいにベッドから出て、シャワーを浴びてさっぱりしました。

眠くはなかったです。すっごく緊張してるので。

おにぎりを2個食べて、

自転車で、バイクのスタート地点へ向かいます。

バイクを固定するポールに番号がふってあります。

自分の番号は・・・ありません。

一つ空いているのです。僕の番号がない!!!!

え?って思いましたが、ありました。

裏側です。

ポールの右側、左側 交互にバイクをひっかけるみたいです。

自転車をひっかけました。

脱いだウェットスーツを入れる袋を配布されていたので、

その袋に、アミノバイタル、バイク用のパンツ、シャツ、

くつ(僕はバイク&マラソン同じものです)、靴下を入れておきました。

 

スイムのスタート地点へ向かいます

みんなムキムキで、意識が高そうです。

あと、仲間でワイワイと楽しそうです。

僕は独りだったので、不安をぶつける場所がなくって、

ドキドキはどんどん増していくばかりでした。

考えれば考える程、不安になります。

ゲスト参加のガッレジセールさんが

壇上で、面白いことを話しておられてようですが

全く頭に入ってこなかったです。

リレー参加って事で、それトライアスロンなの?って思ったのだけ

覚えています。

(道端アンジェリカさんが参加していたのも、後日知りました。)

タイムを計る機器が配布されて、装着。

サービスで金色のアミノバイタルも1本 いただけました。

緊張が高まります。

 

スイム

ついにスタートです。

一番心配なスイムです。

ウェットスーツを着た、プールでの練習は2回しかしていませんでした。

1.5kmを連続で泳いだのは1回だけです。

長袖だったので、肩のあたりが少し窮屈でしたが、

少したるませると大丈夫でした。

プールにはコースロープもあるし、底に線が引いてあるので、

真っ直ぐ問題なく、泳げました。

バタ足は苦手だし、疲れるし、

バイク・マラソンに体力を温存しておきたいので

足を使わないクロールで、45分かかりましたが、制限時間の60分は

クリアーできるだろうって事で楽観していました。

スタート前のざわざわ感・・・ドキドキ(不安の)が半端ないです。

 

何回かに分けてスタートします。

セミプロ→経験者→未経験者の順でスタートです。

 

もちろん、未経験者なので、最後のスタート。

 

ごちゃつくのも嫌なので、さらに遅れてスタートして

一団とは離れて、いつでも休めるように

コースロープ沿いを泳ごうって作戦を立てていました。

 

甘かったです・・・

 

750mを2周するのです。

僕たちがスタートする時には

先頭グループが2週目に入っていました・・・

 

最短距離を泳ぐ上級者たちは

コースロープ沿いを泳いでいて、

周りの初心者の方たちも、やばかったらロープをつかめる

その辺に集中してて、

スタートを遅らせても、

2周目の方たちが次から次へと・・・

 

出鼻をくじかれて、ますます胸が高鳴ります。

水に入りました。

おー浮くなー。海水では更に浮きますウエットスーツ

まわりにスタッフがたくさんいるし、

溺れて死んじゃう心配はなさそうです。

 

仕方なく、集団の中で泳ぎ始めます。

 

すげー混雑です。

ぶつかりまくります。

 

あー無理だーってなりました。

まぁ、恐る恐る顔を水につけますが、

底は見えません。

ますます鼓動が早くなります。

 

しばらくは顔を上げて、平泳ぎです。

 

しかし、ウェットスーツを着ているので、

足が浮いて、空を切り、

平泳ぎではほとんど進みません!

それに、「平泳ぎは後ろから来る人の迷惑に・・・」

って以前にネットで見た事があって、

ますます焦ります。

 

とりあえず、かなり不安なんですが、

コースロープから離れた場所を泳ぐことにしました。

 

落ち着け、落ち着けと言い聞かせて、

体制を整えて、

クロールを開始します・・・

 

・・・くっ苦しい・・・

 

ドキドキが激しすぎるっ。

右手て掻いて、左手で掻くときに息継ぎするのですが、

1回のストローク、右左以前に、右で掻いた段階で、もう息継ぎがしたいのです。

息が続きません!(過呼吸だったのかな?)

すぐ苦しくなっちゃいます。

あーダメかも・・・

諦めるか・・・って早くも弱気に。

周りには誰もいないのを確認して

顔を水から出して、立ち泳ぎで呼吸を整えます。

 

しばらくして、クロール再開。

やっぱ駄目です。

少しはマシになりましたが。

やっぱり苦しい。

落ち着け落ち着け。

 

苦しい、落ち着けを何度か繰り返している内に

少しはマシになって、

クロールをしてみます。でも・・・

 

真っ直ぐ泳げないんです!

 

混雑を避けて、コースロープから離れて泳いでいます。

気がついたら右に曲がって、集団に。

やばいやばいって修正したら

今度は左に、コースからどんどん離れていっちゃいます。

コース確認のために、頻繁に立ち泳ぎしていました。

あー足は使わない作戦だったのに・・・。

 

だめかもなー

 

先はまだまだ長そうだし・・・

 

ここで、ぼくはクロールを諦めました。

 

かといって、平泳ぎは足が浮いちゃって、

ほとんど進みません。

 

背泳ぎか・・・

背泳ぎだったら、顔を水につけないんで、呼吸は楽です。

顔が水から出てるんで、そこそこ周囲の確認もできます。

でも・・・疲れるのです。

そこで、思い出したのが

イカ泳ぎです。

 

足は平泳ぎみたく、両足で水をはさみます。

うつ伏せとは違って、仰向けでは

そこそこ下半身が沈んでいるので、

水を捕らえる事ができます。

手はクリオネみたいな感じに動かします。

これ、けっこう進みます。

 

なんとかいけるかも・・・

 

コースロープから

離れているので混雑はありません。

後ろから来る人もいないので、迷惑にもならないです。多分。

息は整う、周りも見える。

疲れたらそのまま浮ける。

 

究極泳法を編み出したぞ!

すっげーかっこ悪いけど・・・。

 

気持ちも落ち着いてきたし、

泳ぎも安定してきました。

あとは時間との戦いです。

1週目が終わった時点で、

諦めようかなとも

思っていましたが、いけそうでした。

時間も制限時間の半分の30分も経ってませんでしたし。

 

イカ泳ぎで安定、クロールを試す、やっぱだめだ。イカ泳ぎ。

 

を繰り返しつつ2周目。

 

45分ぐらいだったかな?

無事、スイムを完了できました!

 

スタート時、不安で仕方なくって

ドキドキがとまらなかった僕に

 

大丈夫

溺れそうになったら、

仰向けになって、浮けば良い

溺れて、死んじゃう事はない

落ち着こう。大丈夫

 

って言ってあげたいです。

 

感想

・苦しいです。不安です。

・ドキドキしない(無理かな?)

・集団には入らない

・ロープから結構離れた誰もいないコースを泳ぐ

・疲れたらイカ泳ぎ(もしくはずーっと。1時間はクリアできるはず)

 

 

 

【バイク】

スイムを終えて、かなり安心しました。

でも足が重いです。

足を使わないクロール作戦は失敗。

めちゃめちゃ足を使ってしまいました・・・

海から上がって、砂浜を走るときに

あー足重いっ!で感じでした。

 

ウェットスーツ脱ぎにくい!

背中のファスナーについている紐を

引っ張るときに肩が抜けそうになりました。

水着の上にレーシングパンツをはいて、

サイクリングのシャツを着て、靴下を履いて、

ランニングシューズを履いて。

自転車用の靴持ってないです。

立ちごけ怖いです。荷物少なくしたいです。

 

スイムの不安から解放されて、

解き放たれたようにスタートしました。

 

バイクは40kmです。

昨年はコース取りの関係で少し長くなってて、42kmだったらしいです。

 

スイムの制限時間60分。45分で完走して、15分間着替えにかけました。

そうなると、周りには殆ど、誰もいませんでした。

沿道で応援してくれる地元の人たちが居なかったら、

ただのお気楽サイクリングです。

 

制限時間は2時間30分です。(2018年は15分短縮されているようです)

20km/hで走ったら余裕でクリアーでしょう。

車の走っていない道路をスイスイ、気分良く

走っていきます。

平地でのスピードはだいたい25~30km/h出てるようなので、

まぁ自転車が故障さえしなければ、問題なさそうです。

 

沿道に人のいないエリアとかがあるのですが、

そんなエリアに差し掛かると、

これ、大会終わっちゃってるんじゃ?って

思っちゃうぐらい、周りに他の選手はいませんでした。

 

沿道で応援してくれてる人たちも、早く帰りたいんじゃないかな?

なんか悪いな・・・照れくさい・・・

んでも、やっぱり勇気付けられるなーなーんて思いながら、

車を気にする必要なく、思いっきり

自転車に乗れるのは、気持ち良かったです。

スイムの疲れを回復させるために、

特に頑張らないで、走っていました。

 

途中、結構な坂もありました。

スピードは10km/hぐらいに落ちましたが、

まぁ、少しですが20km/hではなく。25km/h以上で走ってきた

貯金もあるでしょうから、一番軽いギアで

ゆっくりと登りました。

「坂終わり。もう登りはありません」の標識は

嬉しかったです。

 

そんなこんなで、まぁまぁ余裕を残したつもりで、

計算通り、きっちり2時間でゴールしました。

しんどいけど、10kmは走れそうだなと。

多分、1~2人しか抜けなかったかな?

抜かれもしなかったけど。

 

感想

・楽しいです

・残りの距離、速度がわかるのでサイコンはあった方がいいかもです

・登り坂は結構長いです

・写真は笑顔で

 

【ラン】

メットを脱いで、サイクリングのパンツを脱いで、

自転車を置いて、そのままの格好で走りました。

自転車置き場の港を出たら、街中の一本道です。

片道2.5kmのコースを2往復です。

 

ここまで3時間。制限時間は5時間なので、

まだ2時間の余裕があります。

練習で、どんなに遅く走っても

90分はかからないのを確認しているので、

足さえ、動けば、完走は目の前です。

もうとっくにゴールして、一息ついてる人たちを横目に見ながら走ります。

楽勝かな?って思ってたんですが、

スイムでのイカ泳ぎ、バイクの上り坂で消耗したんでしょうね。

足がガクガクしていました。(それでも完走できました。大丈夫です。)

足が上がってなかったようです。

(業者の方が、ところどころで写真を撮影しておられます。後で購入したんですが、

ことごとく、地を這うような足の位置でした。カメラの前では、想像以上に張り切って、高く走った方が良い写真が撮れますね。)

 

沿道の応援に少し照れつつ、自分のペースで走り続けました。

歩いている人も多かったです。

完走が目標なので、無理はしないです。

でも、歩くほど疲れてはいませんでした。

結構長いです。半分の5kmでさえも。

 

曇っていましたが、気温が上がってきます。

沿道では、紙コップの水とか水を含んだスポンジを配っています。

テレビでよく見るように頭からかけて・・・ってのをしてみたかったんですが、

靴が濡れて走りにくくなったら?とか、

足が冷えて、つっちゃったら?とか心配だったんで、自重しました。

 

折り返しまで40分かかりました。

あ、ガレッジセールがゴールして盛り上がってる・・・。

 

さっきの繰り返しで残りの5kmを走ります。

 折り返し地点の小学校がさっきより遠くに感じます。

 

ゴールまであと1km、もう大丈夫でしょう。

スポンジを取って、念願の頭からばっしゃーをやりました。

 

・しんどいです

・自転車降りて足がガクガクしても、自分のペースを守れば完走できます

・写真は笑顔で、高く跳ぶ

 

 

【ゴール】

 

無事、ゴールできました。

(ゴールの瞬間も写真を撮ってもらえますのでかっこよくゴールしましょう)

記念品のタオルをかけてもらったような気がします。

実況中継で名前を呼ばれて、少し、恥ずかしかったです。

 

アドレナリンどばーだったけ?

ん?それ程でも?

完走できた充実感ってよりも安心感・・・?

 水がすっごく美味しかったです。

 

感動は練習の量にもよるのかもしれませんね。

僕がしてきたのは、練習っていうよりも

それぞれ、制限時間内に走れるかどうかの

確認作業だったような気がします。

だからこの程度の感動だったのかもです。

 

とにかく4時間はかかったけど、完走できました!

 

僕よりもずーっと年配の方々がゴールするのを見て

あー僕ももっと、もっと頑張らないとなー

なーんて思いつつ、トライアスロンはもう二度としないかもって

思いつつ。

 

 

 

 

初心者にとってスイムが鬼門です。

でも、大丈夫です。

焦らず、気楽に、1時間かけて

浮きながらでも制限時間内に

泳ぎきればいいので

ドキドキなんてすることありません。

前日、一睡もできなかった

こんな僕でも泳ぎきれたんですから

大丈夫です。

 

スイムさえクリアーすれば、あとは根性でなんとかなります。

 

つまらない文章で眠くなりましたよね。

安心して寝てください。

完走は難しくないです。

明日は、めいいっぱい、楽しんでください。

 

少し、高いですが

パポイヤのステーキお勧めです。

(ちなみに去年はお休みでした・・・なんでやねん)